こんにちは。
めれんしぇです。
今月はじめのブログで
「肌バリア機能」
について軽く触れました。
今回は「肌バリア機能」について
詳しく取り上げようと思います!
⚫︎「肌バリア機能」の種類
①外からの異物の侵入を防ぐ保護の役割
②体内からの水分の蒸発を防ぐ保湿の役割
この2種類のバリア機能を持っています。
このバリア機能は、
皮膚内にある「うるおい成分」によって
保たれています。
皮膚の一番表面の組織は「表皮」と言います。
表皮もさらにいくつかの層に分かれていて、
一番上の層は「角層」と言います。
角層は「角層細胞」が集まってできています。
バリア機能を保つうるおい成分には
3種類あります。
①皮脂膜
皮脂膜とは、角層の表面を覆っている
天然の保護膜です。
皮脂腺から分泌される皮脂(油)と
汗腺(かんせん)から分泌される汗が混ざりあってできています。
皮脂腺の脂質は脂肪酸、スクワレン、リン脂質、コレステロールなどです。
汗のほとんどは水ですが、塩分なども含んでいます。
このように皮脂膜とは、水と油が混ざった「うるおいの膜」になります。
②NMF
NMFとは、角層細胞の中にある保湿成分で
Natural(ナチュラル)
Moisturizing(モイスチュアライジング)
Factor(ファクター)の略です。
天然保湿因子であるアミノ酸類、
PCA(ピロリドンカルボン酸)、乳酸、尿素、
クエン酸塩などの総称をいいます。
肌の水溶性のうるおい成分であると同時に、
化粧水などから与えられた保湿成分や水分を
角層細胞で蓄えています。
③細胞間脂質
角層細胞と角層細胞の間にある、
油溶性のうるおい成分です。
脂質の総称で、
約50%はセラミドが占めています。
細胞間脂質は、角層細胞と角層細胞の間を埋めて
角層内の水分が奪われないようにしています。
この細胞間脂質が肌のバリア機能を守る
キーになります。
次回は、
さらにこの細胞間脂質について詳しく書きます!